C言語でプログラムを作る
P3のパソコンを使う場合 作成日:2002年10月23日(水)
一.起動
1.P3のパソコンを起動する。
2.左下のスタートをクリックする。
3.現れたメニューのうちのプログラム(P)にカーソルを持っていく。
4.また現れたメニューのうちのMicrosoft Visual Studio 6.0にカーソルを持っていく。
5.またまた現れたメニューのうちのMicrosoft Visual C++ 6.0をクリックする。
6.そうすると、Microsoft Visual C++ 6.0が起動する。
二.初めて(または新たに)つくる場合
1.ウィンドウの上側のメニューの左端のファイル(F)をクリックする。
2.出てきたメニューの1番上の新規作成(N)をクリックする。
3.左から2番目のプロジェクトのうちのWin32 Console Applicationをクリックする。
4.同じ画面の右側のプロジェクト名(N):に適当な"プロジェクト名"をキーボードで記入する。
例: HELLO
5.その下にある位置(C):が適当であるか確認する。適当でなかったら、その右側にある■をクリックしてディレクトリ(フォルダとも言う)の選択をするか、"ディレクトリ名、位置"キーボードで入力する。
どこに作ったか忘れないようにする。
1つのプロジェクトごとにディレクトリを作る必要がある。
例: D:\ODA\HELLO
6.右下のOKをクリックする。
7.次に出てきた画面で空のプロジェクト(E)にチェックが付いていることを確認して、終了をクリックする。
8.次の画面でOKをクリックする。
これでプロジェクトができたので、次にファイルを作る。
9.ウィンドウの上側のメニューの左端のファイル(F)をクリックする。
10.出てきたメニューの1番上の新規作成(N)をクリックする。
11.左端のファイルのうちのC++ ソース ファイルをクリックする。
12.同じ画面の右側のファイル名(N):に適当な"ファイル名"をキーボードで記入する。
例: hello.c
ファイル名の最後は.cで終わるようにします。
13.右下のOKをクリックする。
14.そうすると、ウィンドウの1番上にHELLO - Microsoft Visual C++ - [hello.c]と表示される。
これでファイルができたので、やらせたいことを書いていく。
三.やさしい入門
悪名高い
プログラミング言語C第2版ANSI規格準拠 B.W.カーニハン/D.M.リッチー 石田晴久訳 共立出版
を参照してプログラミングの勉強をしましょう。
1.HELLO - Microsoft Visual C++ - [hello.c]と表示されているウィンドウの右側のところに
#include <stdio.h>
main()
{
printf("hello, world\n");
}
と入力します。
ウインドウズでは/の左右反転した字(バックスラッシュ)は\に読み替えます。
2.ウィンドウの上側のメニューの左から6番目のビルド(B)をクリックします。
3.出てきたメニューの上から2番目のビルド(B) HELLO.exeをクリックします。
4.そうすると、ガチャガチャっと音が鳴って、下の枠に、
--------------------構成: HELLO - Win32 Debug--------------------
コンパイル中...
hello.c
リンク中...
HELLO.exe - エラー 0、警告 0
と表示されます。
エラー 0、警告 0と問題なく、実行ファイルHELLO.exeが出来ます。
5.このHELLO.exeを実行させるために、ウィンドウの上側のメニューの左から6番目のビルド(B)をクリックします。
6.出てきたメニューの上から8番目の!実行 HELLO.exe(X)をクリックします。
7.すると、1番上にHELLOと表示された、ウィンドウが現れて、その中に、
hello, world
と表示されます。
さっき書いた、
#include <stdio.h>
main()
{
printf("hello, world\n");
}
のうち、
printfというのは印字しなさいという命令で、
hello, world\nが印字させる内容で、
\nは改行しなさいという命令です。
その印字内容の前後を"でくくります。
8.1番上にHELLOと表示されたウィンドウにはhello, worldのあとに、
Press any key to continue
と表示され、どれかキーを押すと、このウィンドウが消えます。
四.終了の仕方
1.ウィンドウの上側のメニューの左端のファイル(F)をクリックする。
2.出てきたメニューの上から6番目のワークスペースを閉じる(K)をクリックする。
3.全てのドキュメントウィンドウを閉じますか?と聞いてくるので、OKをクリックする。
4.すると、Microsoft Visual C++ 6.0が起動した時の状況に戻る。Microsoft Visual C++ 6.0自体を終了させるには、右上の×
をクリックする。
五.2回目以降
1.Microsoft Visual C++ 6.0が起動させる。
2.ウィンドウの上側のメニューのファイル(F)をクリックして、出てきたメニューの上から3番目のワークスペースを開く(W)をクリックする。
3.現れたウィンドウで、目的のディレクトリ(今までの例ならHELLO)を探して、それをクリックして、末尾が.dswのファイ(今の場合ならHELLO.dsw)ルをクリックする。
4.すると、前回にワークスペースを閉じる(K)を選んだときの状況が現れる。
5.以後、プログラム(.cで名前が終わるファイル)を書き換えていけばよい。
六.プログラムの練習
プログラミング言語C第2版ANSI規格準拠 B.W.カーニハン/D.M.リッチー 石田晴久訳 共立出版
の第1章を写経するように書いて、実行ファイルを作って(コンパイルするという)、実行させていけば必要なことは大体わかるでしょう。
七.MS-DOS プロンプトの使い方
Microsoft Visual C++ 6.0のメニューのビルド(B)の!実行 HELLO.exe(X)
でプログラムを実行させていると面倒なので、MS-DOS プロンプトを使います。
1.画面右下のスタートからプログラム(P)→MS-DOS プロンプトとたどって、MS-DOS プロンプトを起動させます。
2.ウィンドウには
D:\>
と表示されています。
3.ここから、行きたいところ(今の例ではD:\ODA\HELLO\Debug)まで行くのですが、それにはcd(change directory)という命令を使います。
D:\>
と表示されているところに、
cd ODA
と入力し、リターンキーを押すと、
D:\ODA\>
と表示が変わります。これはD:\というディレクトリから、D:\ODAというディレクトリに移動したことを示しています。
さらに、
cd HELLO リターンキー
cd Debug リターンキー
と入力すると、表示が
D:\ODA\HELLO\Debug>
となります。これで目的のディレクトリに移動できました。
1つ上のディレクトリに行く場合には
cd ..
とピリオドを2個続けて入力します。
4.コンパイルした後なら、DebugというディレクトリにはHELLO.exeという実行ファイルが出来ているので、それを実行させましょう。
5.今の場合には
D:\ODA\HELLO\Debug> HELLO
と入力する(.exeを入力する必要はありません)と、
hello, world
と表示されて、再び
D:\ODA\HELLO\Debug>
と表示されます。
Microsoft Visual C++ 6.0のメニューのビルド(B)の!実行 HELLO.exe(X)
で実行したときに現れるウィンドウで表示された内容が、このMS-DOS プロンプトで表示されたわけです。