5/17 実験計画の発表A

From:吉田

Date: Tue, 17 May 2005

  欠席なし(すばらしい!!)

   

1、まずは先週来れなかった人からやってみたい実験の発表

  

〜田中〜

「中性子放出におけるガンマ線の共鳴吸収について」  中性子放出の断面積はガンマ線のエネルギーに対してピークを持つがこ のピークが二つあるものもある。このちがいはなぜおこるのか?(原子核 の形、ゆがみ方が関係ありそうな・・・) ・実験の動機  目新しいもののありがたみを知るためにはそのためになじみのあるものを しっかりと理解しておく必要がある。そのためにも今回はなじみのある比較 的扱いやすいテーマで実験を考えました。 ・次回に向けて 1、しっかりしたレジュメを用意する 2、集団励起にについて調べる 3、シェルモデルの理解 4、具体的な実験案     (・・・多くない?だいじょぶ?)   

〜久保〜

「中性子過剰核の魔法数について」  原子核が安定になる不思議な数魔法数2、8、20・・・。これはシェル模 型によって説明することができるが中性子過剰核では魔法数でありなが ら不安定な核が存在する。これについて何か実験によるアプローチはでき ないだろうか? ・実験の動機  シェル模型で説明できない範囲の原子核への興味 ・次回に向けて  魔法数を見るために具体的にどんな実験が考えられるか?

2、次に先週からの各自課題の発表(つまり2周目)

  

〜音野〜

課題:「角運動量とパリティの保存」  パリティの保存によって禁止されているアルファ崩壊の遷移があるが、こ の遷移もわずかながらだが起こっておりこれはパリティの破れを意味する。 実はこれは舟橋先生のP3卒業研究!!20年前に失敗した実験に挑む! ・次回に向けて  禁止される遷移があるような原子核を具体的に探してみる。   

〜石川〜

課題:「検出器の性能について」  SSD(Si strip detector)という検出器がどうやら温度によって性能(具 体的にはちょっとわからない)がおちてしまうが、どういった要因でそうな るのか?また自分で半導体検出器を作れたとしたらそれはどの程度の性能を 持つのか調べたい。 ・次回に向けて  定量的な話になってくるのでスケール、オーダーなど具体的な値をしっか りおさえる。   残りの3人山本、関原、吉田については時間がなかったので来週に持ち越し。

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