カラーコード表示には4色と5色があります。 カラーコードは
黒 茶 赤 橙 黄 緑 青 紫 灰 白 緑 茶 赤 金 銀 なし 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0.5% 1% 2% 5% 10% 20%
で、4色の場合は大抵、茶赤黄金みたいに並んでいてこの場合は茶1-赤2 で ゼロが4つ(黄色) というわけで120000Ωです。金色は精度5%ということです。 5色の場合は大抵精度が2%で赤表示のリングが ちょっと離れてついてます(これで方向が分かる!)。 数字3桁で、ゼロの数が 4つめのリングです。大体、調子の悪い電子機器を直そうと思うと、回路に 組み込まれているため抵抗値はテスターで測れません。そのときそこの抵抗値 の桁数だけでも分かるとその抵抗が何をしているか想像しやすいことが多いです。 大体電子回路に出てくる抵抗値は数十Ωから数百kΩですので、初めの5つだけで もコードを覚えていると大分役に立ちます。コードがないものは数字で書いてあ りますが単位がΩのかわりにJと書いてあったりするので混乱します。
ここに出てくる数式は一つです。説明の必要もない。
V [volt]=IR [ampere-ohm] | (1) |
です。 抵抗値には温度係数というのがあって熱くなると抵抗値は上がります。 ここの上がり方は抵抗によって異なり性能の違いとなります。 あと歪み率(ノイズですね)とか、容量、 インダクタンスなど上の式にのらない「非線型」成分がありますがあまり 気にしなくてよいです。あと非線型成分ではない重要な性質にワッテージ があります。金属被膜抵抗の場合は大抵1/2、1/4、1/8pと呼ばれます。 pはpowerの略で単位はW(ワット)です。この値は 手元にあるものは大きさから想像し、正しくは買うときに指定します。 これを越えると抵抗が燃えます。
半導体の温度係数は抵抗と逆になることを知っておくとちょっといいかも知れない。 半導体の熱暴走という話がよくあります。 あと最近は計算機用に集合抵抗が多く出回っていて便利です。