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用語と法則

最後に、一応講義なので、あまりにも当たり前なため説明しなかった回路を解く上で の法則をまとめておきます。

以上、あたりまえのことばかりなのですが、この辺が感覚的に分かるかどうかが、回 路の理解に通じるわけです。以下の等価回路を見てください。


 
Figure: 等価電圧源と等価電流源。Y0=1/_0なら両者は等価である
\begin{figure}
\centerline{\epsffile{viequiv.epsf}}\end{figure}

左側は内部抵抗Z0の電圧源、右は内部アドミッタンスY0の電流源 です。もしZ0=1/Y0 I0=V0/Z0なら、2つの等価回路はまったく等価になり ます。 ノートンの定理を右図に使うと短絡電流はI0で、 V=I0/(1/Z0+1/Z)=V0Z/(Z+Z0) となり I=V0/(Z+Z0)、と左の絵のテブナンの定理になります。ポイントは この2つの絵が等価に見えるようになる「感覚」です。電源を電流源で置き換えたほ うが考えやすいことがよくあります。


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2000-02-20