-世界最高峰の大強度ビーム、J-PARCでの物理-
私たちストレンジネス核物理グループでは通常自然界には存在しないストレンジネスクォークを含んだ核物質を研究対象としています。
ストレンジネスをもった粒子というとΛ(ラムダ,S=-1)やΞ(グザイ,S=-2)といったバリオン、またK中間子などのメソンがあります。
これらの粒子を原子核内や原子軌道に入れた、Ξハイパー核、ダブルΛハイパー核、Ξ原子、K中間子原子核などを研究することでバリオン間相互作用などクォークレベルから物質を理解する手がかりになると考えています。
これらの実験を行うために、日本において新しくJ-PARC(大強度陽子加速器施設)が建設され本格的に稼働しようとしています。J-PARCのハドロン実験施設では従来の約100倍の強度のK中間子やπ中間子のビームを用いて実験を行うことができます。
この強度は世界でも最高クラスであり、ストレンジネス核物理が飛躍的に発展することが期待されます。
私たちは以下にあげる実験を進めています。
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