[Japanese / English]
実験担当: 成木 恵
(原子核ハドロン研究室, 理5号館209)
理論担当: 菅沼 秀夫
(原子核理論研究室, 理5号館533)
素粒子と原子核の多様な世界の物理を広範な視点から学習する事を目的とし、 理論と実験の演習を並行して進めていく。
前期の理論演習では、現在の素粒子原子核物理の理解がどのようにして得られたのものなのか、 過去の実験データに触れながら学び、原子核とクォーク・ハドロンの物理か ら標準理論(量子色力学と電弱統一理論)までを実験に即した形で理解していく。 実験演習としては、実験に不可欠な機器についての学習をしつつ、 いろいろな実験の候補を挙げ、過去の実験手法を学び、自分達の実験を計画していく。 例えば、ある種の不安定原子核が作れるとそれを用いて 時間反転対称性の破れについて探索する実験が可能になる、 我々の手でどこまで出来るかチャレンジングなテーマである。 その他にも加速器によらない実験(非加速器物理)も考えていきたい。 学生が主体的に独創的なアイデアを練っていく過程を重視する。
後期の実験演習ではいよいよ自分達の実験計画を実行に移す。 装置をつくり、テストし、測定し、解析し、レポートを作成し、ホームページを作成し、発表会を行う。 この一連の作業を通じて、“研究”と云うことを体験する。 理論演習では、実験テーマや学生の興味に応じてテキストや論文を選定してゼミを進め、 実際に自分達で理論計算を行うなど、実験との協調も配慮しつつ学習し ていく。
学生が研究の一環として作成した課題研究のホームページです。 各年度の研究の詳細に関してはこちらを御覧下さい。
1999年度以前P1『ハドロン多体系としての原子核I』の ホームページ