学部教育

京都大学加速器駆動型中性子源「KUANS」

KUANS

Kyoto University Accelerator-driven Neutron Source
京都大学 加速器駆動型中性子源

About Facility 施設概要

KUANSは、京都大学理学研究科（理学部5号館東棟）にある加速器駆動型中性子源です。
3.5 MeV 陽子線形加速器を用いて発生させた熱中性子を、基礎物理実験から産業利用まで幅広く供しています。
近年は理化学研究所との共同で、中性子干渉計を用いた基礎物理研究も推進しています。

教育・人材育成Education

学部生の実験実習（課題演習 A6、課題研究 P3 等）において、加速器運転や放射線計測の現場として活用されています。

学術研究Research

中性子を用いた素粒子・原子核物理学の基礎研究、および新しい検出器技術の開発研究を行っています。

産業利用・開発Industry

ラジオグラフィ(CT)、遮蔽材評価、減速材形状の開発など、産業界のニーズに応える材料開発や非破壊検査に応用されています。

施設諸元 Specifications

加速器Accelerator陽子線形加速器 (Proton Linac)
加速粒子Particle陽子 (Proton)
最大加速エネルギーMax Energy3.5 MeV
平均電流 (最大/運転)Current (Max/Typ.)100 μA (Max) / 30 μA (Typ.)
中性子発生ターゲットTargetベリリウム (Be)
発生中性子強度Neutron Intensity~1011 n/s
熱中性子強度Thermal Flux103 n/cm2/s （Flight path: 2m, L/D < 20）

User Guide 利用案内

施設利用の流れと申請方法

利用上の注意 (Notice)
KUANSの利用にあたっては、放射線作業従事者としての登録が必須です。 未登録の方は、所属部局の放射線管理室にて登録手続きを行ってください。
Registration as a radiation worker is required to use KUANS.
1
事前相談 Consultation

利用希望時期や実験内容について、担当教員または技術スタッフへご相談ください。

2
利用申請 Application

「利用申請書」をダウンロードし、必要事項を記入の上、提出してください。

3
実験実施 Experiment

放射線管理区域のルールに従い、安全に実験を行ってください。

4
報告書提出 Report

利用終了後、「利用報告書」を作成し提出してください。

利用申請書 (Word)Application Form
利用報告書 (Word)Report Form

※申請書、報告書は廣瀬 (下記、連絡先参照)へ提出してください

ビーム利用スケジュール Beam Schedule

お問い合わせ・担当者 Contact

施設の利用、見学、共同研究に関するお問い合わせは以下までお願いします。
Please contact us regarding facility use, tours, and collaborative research.

利用全般の窓口 (Main Contact)
廣瀬 昌憲 (Masanori HIROSE)

技術専門職員 / 理学研究科技術室
Technical Staff

研究・教育利用に関するお問い合わせ (Academic Contact)
成木 恵 (Megumi NARUKI)

教授 / Professor

原子核・ハドロン物理研究室
Nuclear and Hadron Physics Lab

naruki.megumi.7a[at]kyoto-u.ac.jp
Lab Website
銭廣 十三 (Juzo ZENIHIRO)

准教授 / Associate Professor

原子核・ハドロン物理研究室
Nuclear and Hadron Physics Lab

zenihiro.juzo.8c[at]kyoto-u.ac.jp
Lab Website
後神 利志 (Toshiyuki GOGAMI)

講師 / Lecturer

原子核・ハドロン物理研究室
Nuclear and Hadron Physics Lab

gogami.toshiyuki.4a[at]kyoto-u.ac.jp
Lab Website Strangeness Group

利用実績・報告書 Reports