研究生活

京都五山送り火で有名な如意ヶ嶽を仰ぎ、高野川の東に位置する京都大学北部キャンパス。
原子核ハドロン研究室はその閑静なキャンパス内、理学部5号館に居を構えています。

研究室での日常

大講座制を採る原ハドはいくつかの研究グループに分かれていますが、それぞれの学生やスタッフが一緒に研究生活を送っています。毎週一回コロキウムと全体ミーティングを行うほか、時にはワインを片手に物理の議論を交わすワイン&チーズセミナーを開くこともあります。

各居室はいろいろなグループの先輩後輩・スタッフが入り混じって構成されています。実験施設先に常駐している人や、学会や会議、実験などのために出張することもありますが、普段京都にいる際は、ここで解析を行ったり実験室で実験準備を行ったりしています。

コアタイムはなく、各々のリズムで大学に来ており、休憩時のたわいもない話や、研究についての雑談なども楽しみながら研究生活を送っています。

  • ある日の研究室

  • 研究や物理について議論することも

  • 出張から帰京したメンバーからのお土産を真剣に選ぶ。コーヒーブレイクの大切なお供です。

実験風景

原ハドは、国内外にある実験施設の加速器を利用した原子核実験を行っています。検出器開発などの「実験準備」、「物理データ取得」、「データ解析」という研究の三本柱の全てを行うのが原子核実験です。

実験準備やデータ取得のために現地に赴き、共同研究グループで協力して作業することも多いです。トラブルも多く、毎回の実験全てが順調に進むわけではないですが、問題を探し、課題を解決していくところに醍醐味があります。

  • データ取得中の一コマ

  • 実験準備中:クレーンを使った検出器の移動とセッティング

  • 実験準備中:ドリフトチェンバーの組み立て作業

イベント

毎年、様々なイベントを企画して研究室内で交流をしています。

定期的なイベントとして、新M1との交流を目的とし京都の名所を訪ねる新歓ハイキングや、忘年会、送別会、年度を振り返るNH Reviewなどを行っています。また、山形名物の芋煮会がなぜか毎年開催されているほか、花見や牡蠣パーティー、BBQなど四季折々に合わせた突発的なイベントもよく行われています。

物理学教室主催のオープンラボ(ローレンツ祭)が毎年5月に開催されているので、原ハドの話が聞きたい方はぜひお越しください!またそれ以外でも、進路についての質問などがあればお気軽にご連絡ください。